科学的に分析してみました 〜2〜


前回の分析結果から
目的別に幾つかの練習を教えていただきました。


・肺や心臓などの呼吸・循環系の機能向上


 RCTに近い(ATよりも1Kmあたり15s〜40s程度速い)ペースで走る。
 最大酸素摂取量の向上も期待できる為スピードトレーニングにもなる。
 自分のRCT・AT向上になりポテンシャルの向上が期待できる。
 実際に走ってみましたが、長時間継続は難しい。
 1分間程度このペース・次の1分をAT以下などインターバルで走ると継続しやすい。
 ペースがつかめるマシーン上での練習がむいている感じ。



・脚の筋肉の代謝能力(マラソンの脚)の機能向上


 ATよりも1Kmあたり30s〜60s程度遅いペースで走る。
 ランナーズハイなどでオーバーペースで走ると
 体は元気だけど脚が付いてこない状態になることがある。
 マラソンをする為の筋力がない事が原因で、必要な筋力の向上を目的に。
 最近ではLSDという言葉でシューズも売られているように
 まずは低負荷で長距離を走れるようにすることが重要で、
 基礎体力を付けるためにこの練習が必要そうです。



・呼吸・循環系の機能と筋肉の代謝能力のバランス向上


 ATと同等若しくは少し遅いペースで走る。
 運動強度は高くないので体への負荷はあまり高くないが
 乳酸を除去する機能が高められ、同時にマラソンのペースでの
 脚力を作る効果が期待できる。
 バランスの良い練習法。



 このように複数の練習を行うことで、
 それぞれの機能向上を求めながら効率的に練習することが必要とのことです。
 一朝一夕では効果の期待が出来ないのは残念ですが・・・。