VPS業者はなんで安価なSSL証明書を提供しないのか?


1年くらい前だったかな、自分の運用するドメインレンタルサーバからVPSに変更した。


以前は自分でサーバを設置運用しない場合の選択肢はレンタルサーバしかなかったが、
さくらがVPSを初めてくれ、あらゆる業者が真似してVPSのサービスも乱立。
VPSレンタルサーバ同様スペックやサービスで比較され、
コモディティになったため過当競争でどんどん安価になってきている。
どの事業者のホームページを見ても競争優位など皆無で、
SEO/SEMリスティング広告でいかに見込み客を連れ込むかにかかってるようです。


単にホームページを運用やメールサーバを使いたいのであればレンタルサーバでよく、
VPSを借りる人たちは、テスト用だったり、勉強用だったり、
少し極めたところではプロキシ用だったり、FXの自動売買用だったり、
何にしても自分好みの環境を構築できることがレンタルサーバとの違いで、
VPSを借りる理由だと思います。


今回はこれらとは少しだけ異なる理由で、SSL証明書をインストールする必要がでました。
とはいえ設定などは事業者に任せた方が手っ取り早いので、SSL証明書コストを調べてみると
設定代行自体少なく、あっても設定代行が数千円。
さらに、扱っているSSL証明書はグローバルサインかベリサインで、これが数万円。
安価なSSL証明書を取り扱ってるところはありません。


ここで疑問?がでます。VPSの料金は月1000円程度からにもかかわらず、
証明書は年間数万円で提供している理由がわからない。
VPSコストに対してSSL証明書のコストのバランスがとれないため、
利用者視点が欠けているとしか思えないのです。


VPSを借りる人たちは、ITリテラシーがあるから自分たちで設定するといえばそれまでだけど
設定の時間的コストを考えると設定代行を依頼する人たちはそれなりにいる気がする。
安価なSSL証明書を取り扱って、少しだけ手数料をとっても競争優位なサービスとして
成立するとおもう。
さらにSSL証明書は1年単位になるので、いわゆるスイッチングコストが高まり
月額のVPSサービス自体を長期で借りてくれるようになる。


どの事業者も右にならえでVPSを初めるけど、
結局利用者視点がないからこういうことを考えないんじゃないか。
結果がブルーオーシャンになるんだけど、難しいことを言ってるわけでなく、
究極的に利用者視点を考え続ける。それが大事な気がする。


ということで、満足するサービスを提供しれくれないから自分で申請・設定しました。
今回はKingSSL、Globessl、aosslなどと比較してRapidSSLを使いました。