思考の整理学


1986年が初版の本なのですが、
何故か書店にも並んでいます。amazonではベストテンにもランキングしています。
帯には、東大・京大2008年に最も読まれた本とのこと。


内容は、今でも通じ古さを感じさせません。



情報化社会において、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、
新しいものを創り出す「工場」であるべき。


倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。
工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。
つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。


知識を得ることよりも、不要なものを忘れる努力をしなさい。と。


後書きに変えて、

「思われる」と「考える」

を述べられています。
英語で書くとI think
英語でコメントを求められる場面で、「・・・こう思う」と
おもわずI think・・・となるわけだが、
日本人はそんなに思想的なのかとネイティブの人に思われるそうです。
こういうことを知ることがCultureShockなのですが、
本書で最も興味有るところだったりします。



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 思考の整理学 (ちくま文庫)
 思考の整理学