アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界
アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
アダム・スミスと言えば『国富論』と学生時代に記憶した言葉だけ。
「見えざる手」有名な聞いたことのある言葉は『道徳感情論』にて
また、『国富論』にてともに1回ずつしか記述がないとのことで、
アダム・スミスが残した言葉です。それすら知らなかった・・・。
ここでいう「見えざる手」は、市場の価格調整メカニズムを意味する。
スミスは、個人の利己心は、市場の価格調整メカニズムを通じて、
公共の利益を促進するー互恵の質を高め量を拡大するーと考えた。(P.171)
『道徳感情論』が社会秩序から社会の繁栄、富と人口の増大、そして、
『国富論』に繋がり資本論として分業や資本蓄積の自然な姿、さらに
西ヨーロッパのゆがんだ発展に及ぶ。
アダム・スミス自身が言いたかったことに対する解釈の一つの解が
本書であると思う。
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