スパークする思考


著者の内田さんは現在
昨年10月の
早稲田大学グローバルイノベーションフォーラム2008」で
基調講演をされ、それ以来気になっていくつかの本を読みましたが
その著者の新書です。



基調講演ではセブン銀行のビジネスモデルについて、
他行とは全く異なるもので、他行の行員からはあれは銀行ではないと
いわれていること(融資も法人も相手しないから)を言った上で
儲かっているのはセブン銀行であることを説明されていました。
※他行からのATM利用手数料で儲けるビジネスモデル



ここ数年、ロジカルシンキングだとか、
クリティカルシンキングという言葉を耳にし、
それを生かすべく実践を行ってきました。


しかし、内田さんは
それだけでは不十分だといっている。
ビジネスのシーンでは、論理性が求められて
左脳でものを考えることが必然的に多くなる。
でも、独創性・企画力というのは右脳の働きによる。
即ち左脳だけではなく右脳もフル活用しなさいと。




右脳を鍛える方法として、20の引き出しを説明しています。
常に20個程度のテーマとテーマ毎に20個程度のトピックス
(20×20のマトリクス)をアップデートして
持ち続けることをすすめている。


上述したセブン銀行のビジネスモデルも
このいくつかのテーマの引き出しの中から
出てきたもののようです。



内田さんのブログ

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スパークする思考
スパークする思考  右脳発想の独創力 (角川oneテーマ21)


目次 内容
はじめに 日常を仕事に打ち込むだけで、発想力は向上する
第一章 問題意識がスパークを生む
第二章 アナログ発想で情報を集める
第三章 情報は放っておいて熟成させる
第四章 イデアを生み育てるアナログ思考
第五章 創造力を高める右脳発想
エピローグ 生活者視点があなたをクリエイティブにする