クロバーフィールド/HAKAISHA

手持ちカメラでドキュメントのように撮っている。
映像がブレてとても気になる。
まさか全編通してじゃないだろう、
という予想を裏切って最後まで手持ちカメラのみの映像だった。
一方、臨場感があってパンチの効いた音の品質はとても良い音だった。



作品自体は起承転結がない。
そもそも、モンスターがなんだったかわからない。
どこからどうやって来たかもわからない。
モンスターがどうなったかもわからない。
謎だらけで終わってしまった。
上映前からマーケティング方法に注目が集まっているが、
はっきり言って内容は大したことない。



MBA的に言うと?
バイラル・マーケティングの勝利?
本編は主人公が日本の会社に就職することからはじまるのだが、
この会社が新たにドリンクを売り出し、
映画中では電気店のテレビ画面上で数秒間映るだけ。
この架空の会社はウェブ上にオフィシャルサイトを持っていて、
myspace上ではLOSTにもこのドリンクが登場していることがわかる。
このように
公開前の評判にバイラル・マーケティングがなされ
関心を惹きつけるが実際の内容は・・・。
アメリカでは公開2週目から大幅に入場者を減らしているようだが
当然と言えば当然のことでしょう。