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ザ・ジャストインタイム 現地現物が最高の利益を生む

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ザ・ゴール」「クリティカルチェーン」と自分の大好きな読物のシリーズの最新作と思い購入しました。


しかし、著者はフランス人で全然別のものでした。ダイヤモンド社は同じシリーズだと思わせたかったのでしょう。


内容は、トヨタ本社で生産方式を学んだ老齢のボブと息子マイクの親友のフィル社長が、瀕死の会社を再生させる物語。
米の中小企業がトヨタ生産方式・ジャストインタイムを導入する際の守旧派との葛藤を描きながら、真の改善を指導する物語である。


著者は異なるが、会社を舞台に保守派と戦う革新派の葛藤を描くという構図は、「ザ・ゴール」シリーズと同じものと言っても過言はないでしょう。ダイヤモンド社さん、そういうことですよね。


本書で特に印象深かった箇所は、
解雇と転職による人材の流出とそれにまつわる多方面からの考え方の場面で、うまく描かれている。


それにしても、ここに登場するマイクとエイミーの結末が想定外でした。



参考書:トヨタ生産方式


ザ・ジャストインタイム