レーシック手術を決意し、昨日検査をしてきました。


 手術を受ける前の一週間はコンタクトレンズの装着を禁止されています。
この一週間が長かった。普段コンタクトをメインにしている自分としては、
眼鏡での生活は、視野も狭くなるし、ラーメンやうどんを食べるときにも
不便だけど、ましてスポーツや入浴の際には非常に不便である。
 ちなみに、ハードコンタクトの場合、二週間前からコンタクトレンズの装着を
しないようにとのこと。


 結果は、「手術不可能」。


 角膜の厚さが規定の厚さに足りず、ということのようです。
 私と同じように手術不可能となるのは、約一割くらいいらっしゃるようです。


 私の視力と角膜の厚さは

  視力 度数 角膜厚
0.03 -10.5D 503μm
0.02 -10.25D 504μm

 そこで、角膜の厚さとレーシックの関係について調べ、自分の視力が
どのくらいだったらレーシック(イントラレーシック)ができたのか調べてみました。


 レーシックは、角膜の表面を薄く削りフラップというふたを作ります。
フラップをめくり、レーザーによって必要な量の角膜を削って、フラップを
戻す(ふたをする)手術です。


 近視の度合いにより、削る角膜の量が変わります。−1Dの近視を矯正するのに
削る必要のある角膜は約12ミクロンです。度数により比例していくので、
−5Dだと60ミクロン、−10Dだと120ミクロンの角膜を削る必要があります。


 私が行った眼科は、削除後に必要な角膜の厚さが390ミクロンといっていました。


 私の手術後の角膜の厚さは

  切除量 手術後の角膜の厚さ
126μm 377μm
123μm 381μm


 お医者さんに、私の場合規定の厚さぎりぎりまで削除した場合には、
およそ0.2程度になるのではないかと言われ、手術を受けるメリットが
全くないことであきらめることにしました。


 度数は眼鏡やコンタクトレンズを作る時に表示されているので、
視力の悪い人は、自分のおよその度数は知っているのではないでしょうか。


 日本人の平均的な角膜の厚さは、530−550ミクロン位のようで、
削除後に必要な角膜の厚さが390ミクロンを引いて、140ミクロン。
平均的な厚さがあれば、−12D程度の視力の人まで可能になります。


 しかし、ハードコンタクトレンズを長期に使用している人は、10年で
約50ミクロン程度角膜が削り取られて薄くなるという話もあるようです。
そうなると平均的な角膜の人でも、−7D程度の視力の人までしか手術が
できないことになります。



 というわけで私の場合、結果的には、レーシック手術を受けることはできませんでした。