会社のつくり方?
MBA式会社のつくり方
PHP研究所 (2000/04)
千本 倖生 (著)
前半は“ドラマ仕立て”で
新規事業を立ち上げて起業するまでの一通りのプロセスを、
アイデア出し、ビジネスモデルの策定、事業計画書の作り方、
人とお金の集め方まで具体的に説明している。
記述レベルは決して高いとはいけないので、
ハイレベルな内容を求めている人には不向き。
しかしところどころにノウハウがちりばめられていて、
起業の感覚を味わってみようという人にちょうどよい。
「顧客セグメンテーションとは?」
「お客の視点からみたバリューチェーンへ」
「SWOT分析」
「EBIT、 EBITDA」
「限られた予算内でのマーケティング」
「会社を動かす仕組み:7S」
「ベンチャーの決め手は人にあり」
「アンゾフ・マトリックス」
など。
終章では著者が
起業について、なぜいま起業なのか、
成功のためには何が必要なのかを語っています。
ここだけでも一読の価値がある。
読んでみて、この本でいいたかったのは、
「起業家のマインドが人や物や金を動かす」だと感じた。
先日VCの方とお会いする機会がありました。
この本でいっていることを少し実感した。気がする。