ネット株の心理学

agguy2006-09-16


ネット株の心理学

小幡 績 著
毎日コミュニケーションズ 出版


人から借りてこの本を読んだ。


結構思い切った書き方をする人だと思いながら読んでいた。

具体的には、
長期投資や配当狙いやチャート分析での投資はリスクが高い旨の記述が。
即ちこれまでの投資スタイルを肯定していない。
単なるデイトレを推奨しているだけなのかとも思えた。

しかし、
最後まで読むと結構納得する部分もある。

これは自分も経験していることであるが、
買う時は欲しくなるので、簡単に買えるのだが、
売る時は、
  高くなると欲が出て売れない。
  安くなると損が出ているし、上がる可能性を考えると売れない。
即ち私は売れないという経験をしているのだ。
一般的な人は同じだと。

株は「美人投票」と言う言葉もあるように、
今このタイミングで欲しいと思える銘柄に人気が集まる。
これをマーケティングの4Pを使って説明している。



今まさにグロービスで、マーケティングMBAクラスを
受講しているのだが、これを株式投資をする人に当てはめて
マーケティング戦略と行動ファイナンスを心理学の立場から
述べている点は、目に鱗だったりもした。


今週は、マーケティングクラスのレポート提出があって、
やるべきことはあるのだが、現実逃避と思って読んでいて、
いつの間にかマーケティングの勉強もされられたような気持ち。





この本で書かれている心理が株式投資の全てであるとか、
この本で書かれている内容が全て正しいとは思わないが、
読んでみて納得できる部分は多くあるといえるのでは・・・。