健康診断のバリウム検査と被爆量について

齢40を過ぎると毎年のことであるが、健康診断でバリウム検査(胃透視検査)を行った。
バリウムを飲むこと自体苦痛なのだが、その後の下痢とともにした生活は耐え難い。
便にはまだ白い固まりが見られる。


さて、そもそもバリウムってなに?
バリウムって重金属だと認識していたのですが、
元素記号=Ba、原子番号=56、そのまま元素でした。
密度は3.62g/cm3と水と比べ3.6倍もあります。


では、胃のバリウム検査で何がわかるのか?
潰瘍・ポリープ・がん・炎症などがわかるようです。
昨年大腸ポリープの手術をしましたが、胃のバリウム検査ではわからないんですよね。


胸部レントゲンとバリウム検査の被爆量が気になり、調べてみました。
放射線の量を示す単位としては、mSV(ミリシーベルト)というものを使うようです。

内容 被爆 *1
胸部レントゲン 0.05mSV
胃のバリウム検査 2.0mSV
頭部のCT 0.5mSV
胸部のCT 7.0mSV
自然界から年間 2.4mSV
福島の2年間の積算 17.8mSv

では、これは寿命にどのくらい関係するかについて、

内容 寿命短縮 *2
胸部レントゲン 1.5日
胃のバリウム検査 1.5年
CT 150日


胸部レントゲンと比べると、苦痛もそうだけど、被爆量を考えても、
年に1回がまでが目安で、バリウム検査はあまりやるものではない。


上記2種類のデータを比較してみると、
1つめのデータは胸部レントゲンと胃のバリウム検査には40倍の差があって
2つめのデータでは胸部レントゲンと胃のバリウム検査に365倍の差があり、整合性はとれていない。
それぞれデータの信憑性を含めこのようなデータが全て正しいとは限らないが、参考にはななるだろう。

*1:別府医療センターのページほか

*2:日本SOD研究会のページ