ことわざで鍛えるマーケティング脳
グロービス・マネジメント・スクール マーケティングの講師でした佐藤さんの新書
これまで、BASiCSの実戦マーケティング戦略や経営戦略立案シナリオなど多くの本を書かれた方です。
本書はそのBASiCSの切口に沿って、ことわざを当てはめてることでマーケティングでの考えを説明されています。
例えば、『立場変れば人変る』
意味:同じ人でも、置かれた立場が変れば、行動・思考がかわること。
ある製品がとても使いにくい物だとして、「ユーザーインターフェイス考えろ」って思います。
最近では、ソニーのサイバーショット携帯のUIが直感的ではなくそう思っています。
でも、これが作り手の立場では、「限られた予算でここまでしかできないんだよ」であったり、「上司がそうしろっていっているんだよ」だったりするのでしょう。
本来上司や予算ではなく、それを買って使ってくれるお客様の立場に立って考えられる仕組が必要なわけです。
本書より、このような「気づき」を改めていただきました。
参考までにBASiCSとは、
Battlefield :(戦場)
Asset :(独自資源)
Strength :(強み・差別化)
Customer :(顧客)
Selling Message :(売り文句)
の頭文字をとったものです。