お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践
サブタイトルにあるように、
金融リテラシーの基本と実践を説明した本です。
金融といっても、
「現金」「預金」「国債」「為替」「不動産」「投資信託」
「保険」「デリバティブ」「REIT」「FX」など、
それぞれがどういう特徴を持つのかを見ながら、
「お金の持つ顔」についての基礎知識を分かりやすく説明されています。
お金を手に入れる方法には労働を提供した対価として得る報酬以外に、
「お金がお金を生む」という性質を利用して手に入れるという方法がある。
しかし、そのためには金融に関する知識(リテラシー)を身につける必要がある。
金融リテラシーを身につけることはたやすいことではなく少なからぬ努力が必要である。
一般の人が購入できる金融商品の性質と特徴を概説している。
なかでも万人にお勧めなのは投資信託である。
ただ、危険やリスクはないのだろうとかという心配に対して、
「長期の視点で見れば株価は全体として上がっている」という一言くらいしか
答えていなかったように、説明が不足だと思われる点も否めない。
全体的に文章もわかりやすく、内容も専門家向けではないので、
普段ビジネス書などを読み慣れてない人にも一読してみることをお勧めいたします。
第1章 金融リテラシーの必要性
第2章 金融商品別の視点
第3章 実践
第4章 金融を通じた社会責任の遂行