帳簿
- 作者: 小笠原士郎
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2007/04/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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帳簿にはいろんな数値があって、どの数値を見たらいいかわからない。
また、帳簿は儲けるための政策に繋がらないから見ようとしない。
と言っている。なるほど確かにそういわれるとそんな気もする。
では、何を見ればよいのか。
2章では、「売上」「粗利」「経費」だけを見ればよいと。
その後、もう少し帳簿の読み方と活用に仕方を説明して、
最終章では、「売上」「原価」「粗利」「経費」「利益」だけでよい。
導入は簡素に、徐々に尾鰭をつけていき、
帳簿を経営に活用するに必要なことを、最低限(?)説明している点は
構成的にもわかりやすい。
この本で著者は再三帳簿をみてやるべきことは以下だと言っている。
- 早く「本当の儲け」が出るようにすること
- 社長が「本当の儲け」を見られるようにすること
- 儲からない理由がわかるようにすること
- 儲けのポイントをチェックできるようにすること
- 儲けるための課題を考え、次の手が打てること
その他、
「儲けの帳簿」「儲けのエンジン」「儲けの地図」なんて言葉が出てきますが、
その言葉自体、著者はどう活用させたいのかよくわからなかった。
この本は、
社長のベンツ - agguyの日記同様、財務諸表をわかりやすく説明されている本だった。