メガトレンド2010
- 作者: パトリシア・アバディーン,経沢香保子
- 出版社/メーカー: ゴマブックス
- 発売日: 2006/07/10
- メディア: 単行本
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「意識」「スピリチュアル」こそ、今後の資本主義の継続的な発展をささえるものである。
と謳われている。
当初、内容は「ビジョナリーカンパニー」を思い出させたが、
ちょっと精神論的に偏りが多く、途中から飽きてしまった。
目次
序章 お金とモラルの時代の幕開け
1 精神性の力
2 意識の高い資本主義の夜明け
3 ミドルからのリーダーシップ
4 精神性がビジネスに与えるインパクト
5 LOHAS的消費トレンドが与える影響
6 スピリチュアルこそが企業の業績を上げる
7 あなたの投資が次世代をつくる
終章 資本主義における精神的な変革
スタバの記事が少しおもしろかったので、参考程度に。
スターバックスに富と名声をもたらしてくれた産物、その見事なコーヒー豆に、
大きなインパクトを与えることで、今この会社は世界的に成功しています。
コーヒー農園主が、品質、環境、社会的、経済的基準のレベルを上げると、
スターバックスから「優先サプライヤー」と認定され、その豆に最高額のお金が
支払われます。二〇〇四年、コーヒーの生豆に対してスターバックスが支払った額は、
一ポンド(約四五四グラム)当たり平均一.ニドル(約一三二円)で市場価格よりも
七四%高い値段です。
このことから考えられるのは、例えばコロンビアの農園主は、コカノキよりも
コーヒーを栽培しようと決心するだろう、ということです。コカノキは
コカインになって、南北米大陸の地域社会を滅茶苦茶にしてしまいます。
スターバックスは、日陰で栽培されたコーヒ大豆を進んで購入することで、
地球環境に配慮し、農業と生物の多様性を守るための後押しをしています。
そうすることで、コーヒー栽培に利用される可能性のあった土地が熱帯雨林として
残されていくのです。